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よう、どすけべの諸君、私だ、ゴルバチョフだ。
その日、ゴルバチョフは、恵比寿にいた。
東口で、色っぽい営業ウーマンが視界に入った。
その女性は、喫煙所へ向かった。
ゴルバチョフは、非喫煙者である。
離れた場所から様子を伺う。
女性は、タバコを吸いながら、電話をしている。
ぴっちりしたスカートで、おケツのラインがハッキリとわかる服装。
女性と、すれ違う男性も気になっている様子。
滅多に見ない、エロい服を着た女だ。
ゴルバチョフのセンサーは、反応していた。
めちゃくちゃ美人というわけではないが、エロさなどの要素が高く、総合点は高め。
声をかけよう。
ゴルバチョフは、心の中でつぶやいた。
女性が、腰を上げて、歩き始める。
追尾開始。
そのままガーデンプレイス方面へ向かった。
東口からガーデンプレイスへ続く歩行式エスカレーターに乗られてしまう。
人も多く、ここで声をかけるのは、かなり勇気がいる。
ターゲットの女性の真後ろに陣取り、ケツのラインを凝視しながら、機会を伺う。
そして、
エスカレーターの終着点。
人通りの少ないところを歩き始めた。
声をかけるなら、ここだ。
さぁ、ゲームの始まりだ。
ゴルバチョフ、ダッシュ!
ゴルバチョフ
「すいません!」
ビックリする女性。
ゴルバチョフ
「先程お見かけしたんですけど、タイプだったので、思わず声かけちゃいました。友達になってくれませんか?」
引き続き、驚いている女性。
うむ、このまま畳み掛けよう。
ゴルバチョフ
「LINE教えてもらって良いですか?」
勝手に話を進める。
女性も、つられるがままに、ゴルバチョフのLINEのバーコードを読み取る。
LINE交換が完了。
ゴルバチョフ
「お仕事中ですか?」
女
「そうです」
ゴルバチョフ
「いきなりすいませんでした」
女
「ビックリしました」
ゴルバチョフ
「ちなみに、お仕事はどういった関係の?」
女
「ブライダル関係で、広告の仕事をしています」
そんなラリーを適当に続けて、そのまま解散。
そして、連絡先をゲットしたゴルバチョフは、大いに満足し、その後LINEをすることは、二度となかった。
連絡先ゲッターことゴルバチョフとは、私のことだ。
今日も、どこかの街で、チキンの心を押し潰し、勇気を振り絞って、声をかける。
ゴルバチョフ